ショスタコーヴィチの新発見のオペラ『オランゴ』

詳しくはブックマークにあるおかか1968さんのエントリーhttp://okaka1968.cocolog-nifty.com/1968/2009/03/post-808f.htmlなどをごらんください。
BBCのIn Tunesという番組で、復元を行ったジェラルド・マクバーニーに4分ほどのインタビューをしているんですが、これがあと2日ぐらいで消えてしまうらしいんで、要点をメモしておきます。

・半猿半人を題材にした脚本は、やはり人間と動物を融合させるブルガーコフの『犬の心臓』やマヤコフスキーの『南京虫』と共通している。

・これを発見した音楽学者のオリガ・ディゴンスカヤは、1920年代に公的な英雄であり、後に逮捕されたある科学者が大きな影響を与えていると考えている。

・ピアノ譜からの管弦楽編曲は、序曲が、この少し前に失敗したバレエ《ボルト》序曲の転用だったり、そのほか『条件付きの死者』などからも転用があるおかげで多少楽だった。しかしオリジナルも多い。例えば半猿半人が観衆の前で言葉をしゃべれることを見せる場面、スピーチの途中で猿側が出てきて「アオー、アオー」と叫び続ける。

ショスタコーヴィチシューベルトのように、たくさんの作曲をはじめては放棄していて、モスクワのアパートにはまだそんな作品が山ほどある。