HKグルーバーとナッセンがBBCと契約

 BBCの2つのオーケストラが、2人の大物作曲家と契約したというニュースが入っています。まず、『フランケンシュタイン!』などで知られるオーストリアの作曲家HKグルーバーが、BBCフィルハーモニックの「コンポーザー/コンダクター」として、また英国の作曲家オリバー・ナッセンBBC交響楽団の「アーティスト・イン・アソシエイション」として契約することが発表されました。

 BBCフィルハーモニックの「コンポーザー/コンダクター」は、2000年9月から現在までジェイムズ・マクミランが務めているのですが(そのさらに前任はP.M.デイヴィス)、HKグルーバーはマクミランの後任として、2009年9月に就任します。グルーバーはシーズンあたり2回の演奏会を指揮しますが、その中には、新作のトランペット、アコーディオンバンジョーと弦楽オーケストラのための協奏曲『大道芸 Busking』の初演とCHANDOSへのレコーディングも含まれています。グルーバーの故郷オーストリアはウィーンのコンツェルトハウスへの演奏旅行なんていう話もあるようです。また、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージックで教育活動も行うとのことです。

 オリヴァー・ナッセンは、BBC交響楽団のアーティスト・イン・アソシエイションに就任します。任期は2009年7月から3年間、こちらはシーズンあたり少なくとも3回、プロムスやバービカン・ホールでの演奏会を指揮するほか、BBC RADIO 3のための放送用コンサート・シリーズも計画されているとのことです。前任者はジョン・アダムズで、アダムズは2003年からこの地位にありました。

ネタ元:
La Scena Musicale経由MusicalCriticism.com

BBCの記事
http://www.bbc.co.uk/orchestras/philharmonic/gruber_news.shtml
http://www.bbc.co.uk/orchestras/symphonyorchestra/news/oliver_knussen.shtml