ウィーン放送響の新首席指揮者決定

 ウィーン放送響の新しい首席指揮者に、80年生まれのドイツの指揮者、コルネリウス・マイスター Cornelius Meister が決定しました。現在の首席指揮者はベルトラン・ド・ビリーですが、彼はすでに契約を更新しない意志を表明しています。彼の契約は2010年8月までで、マイスターは9月から就任することになります。

 マイスターは1980年ハノーファー生まれ、父親のコンラート・マイスターはピアニストで、ハノーファーのムジークホッホシューレのピアノの教授でした。コルネリウスは、父親やマルティン・ブラウス、それに大植英次らに師事したとのこと。まだ28歳、就任時点でも30歳とは若いですが、すでに2005年からハイデルベルクのGMDを務めているということで、才能も経験も十分というところでしょう。それにしても最近は若い期待の指揮者が次々出てきますねえ。ウィーン放送響も、財政上の理由で、ORFから分離するかもしれないそうで、大変な時期のようですが、楽しみです。

ネタ元
La Scena Musicale
http://www.scena.org/index-en.asp
経由のYAhoo!/AFP
http://sg.news.yahoo.com/afp/20090110/ten-entertainment-austria-music-people-1dc2b55.html