2014年5月のコンサート
5/17 Sat PAC定期 ロッセン・ミラノフ指揮 浜田理恵(s)
ラヴェル: 道化師の朝の歌
ドビュッシー: 海
ショーソン: 愛と海の詩
ラヴェル: ダフニスとクロエ第2組曲
[アンコール]ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
ミラノフはいい指揮者ですねー。道化師の朝の歌の主部の跳ねてる感じ、中間部でファゴットのレシタティーフと合いの手をテンポをちょっとずらす感じとか絶妙。愛と海の詩を聴けたのは貴重でしたが、歌詞カードも字幕もなかったのは残念。
ミラノフが副指揮者を務めるフィラデルフィア管と演奏したショスタコーヴィチ15番&ウィリアム・テル序曲と、ブラームスの1番。CDではなくダウンロードのみです。
5/24 Sat 14:30 広上淳一指揮 京響 川本嘉子(vl)
ベルリオーズ:ローマの謝肉祭
プーランク:組曲「牝鹿」
ベルリオーズ:イタリアのハロルド
相変わらず人気の京響、今回も大満足です。大好きなイタリアのハロルド(幻想より好きです)が関西フィルに続いて2回も聴けるとは。関西フィルの明るい響きに対して、京響のハロルドはタイトで精悍なアンサンブル。川本さんのヴィオラも良かったです。牝鹿もよく跳ねて楽しかったです。元気の出る演奏会でありました。
5/28 Wed 19:00 プレトニョフ(pf)
兵庫県立芸術文化センター大ホール
シューベルト:ソナタ第4番、第13番
バッハ:イギリス組曲第3番
スクリャービン:24の前奏曲Op.11
[アンコール] スクリャービン:練習曲Op.2-1
スクリャービンが絶品でした。第1番の和音の一音ごとに全部色が違う。シューベルトやバッハとは全然違う音で、ピアノから雲みたいなざわざわ、もやもやした(いい意味で)ものが発生して漂うみたいな不思議な感じでした。テンポ・ルバートも絶妙。スクリャービン以外ではシューベルトの13番が良かったです。シューベルトはスクリャービンに比べると、かなりくっきりした演奏。4番はちょっと打鍵がきついかなと思ったんですが、私の席が最前列だった(自慢してすみません)せいかもしれません。とにかくプレトニョフの健在はうれしい限りです。
5/29 Thu 19:00 イオン・マリン 大阪フィル定期
ベートーヴェン:交響曲第2番
ブラームス:交響曲第4番
うーん。正直この人何がいいのかわかりません。ときどきものすごいアゴーギクを付けるんですが、いかにも底が浅く思えます。音は大きいけど一本調子な音楽にしか聞こえません。経歴は立派ですし、大フィルにも3回も呼ばれて、しかもこんな巨匠っぽい名曲プログラムを振ってるんですが、何か私にわからない良さがあるんでしょうか。